10万円金貨は、天皇陛下の御代を記念してつくられた品物になります。 希少性の高い唯一の品というイメージがありますね。ところが、実際には10万円金貨は2種類つくられており、それぞれに複数のパッケージが存在します。バラエティ豊かなラインナップを持っているのです。

10万円金貨には、「天皇陛下御即位記念金貨」と「昭和天皇陛下御在位60周年記念金貨」という2種類があります。

■天皇即位10万円金貨は、平成2年4月10日に上皇陛下の天皇御即位を祝して発行されました。表には鳳凰、裏には菊の紋章が美しく刻印され、偽造防止のための認証番号が記載されているのが特徴です。

■昭和天皇の10万円金貨は、昭和61年と62年に御在位60周年を記念して発行されたものです。表には鳩、裏には天皇家の証である菊の紋章が刻まれています。

昭和天皇の10万円金貨は、「金貨(昭和61年版・昭和62年版)」「1万円銀貨」「500円白銅貨」の3種類が作られました。それぞれ単体で発行された他、金銀銅貨がセットになったもの、昭和61年と62年に発行された金貨がセットになったものも発行されています。金貨1枚の販売価格は10万円、金銀銅貨セットは11万500円、金貨2枚がセットになったものは20万円で販売されていました。